2021/09/15
教員ブログ
9月9日(木)、5・6限の時間帯に第三回開志塾を開催しました!
本日講師を務めてくださったのは、
新潟食料農業大学 食料産業学部食料産業学科(フードコース) の 阿部 憲一 様!
【講演について】
講演のタイトルは、
「いただきます。ごちそうさま。 ~生きるために欠かせない「食」とその循環の話~」
今回の講演も、コロナウイルス防止の観点から
オンラインでの開催となりました。
今回の講演では、「食品ロス」を中心に
私たちの身の回りの「食」についてお話をしていただきました。
※食品ロスとは・・・
本来食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。
食べられるものを捨ててしまうことで、環境への悪影響も懸念される。
まず、皆さんは日常のなかでどのくらの食べ物が捨てられているかをご存じでしょうか?
生徒たちも衝撃を受けていましたが、
年間で約600万トンの食品ロスがあるそうです( ゚Д゚)
日本は世界の中でも快適で過ごしやすい国であるとよく言われますが、
その快適さゆえに、多くの食品ロスを出してしまっているとお話いただきました。
例えば、コンビニやスーパーマーケットでは豊富な品揃えを確保するために
常にたくさんの商品をそろえていますよね。
この過剰な仕入れが、多くの食品ロスの原因につながっているとのことです。
便利さ(食の充実)の裏側には、こんな問題も関わってくるとこを忘れないように
しなければいけませんね。
この「食品ロス」に対して、私たちができる解決策は
・食べ物を作っている方々への感謝をすること
・「いただきます」「ごちそうさまでした」ということ
この2つを行うことで、食の大切さを再確認することができるので
ぜひ意識して生活してみてくださいね♪
【ディスカッション】
講演を聞いたあとは、アウトプットの時間。
「これから「いただきます」や「ごちそうさま」というとき、あなたは何を思い浮かべますか?」
「食品ロス問題を解決するために、今、あなたができることはなんですか?」
という質問に沿って、ディスカッションを行いました。
▼開志塾のグランドルール
①人の話は最後まで聞く
②否定はしない
③一人で話しすぎない
④全員一度以上は話す
⑤発言した後に拍手する
▼ディスカッションの様子
「食品ロス問題を解決するためにできること」に関しては
・食品の保存期限を伸ばす
・賞味期限が迫っている食品を従業員で分ける
・賞味期限が迫っている食品を安く売る
などの意見があがりました。
今日の講演が「食」について考え直す良いきっかけになったと思います。
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